ラッキー・ストライク、おそらくですがたばこを吸わない人も聞いたことのある銘柄ではないでしょうか、喫煙者ならまぁ知らない事は無いでしょう。この銘柄は1870年代から販売されている長寿ブランドでして、今はBAT(ブリティッシュアメリカンタバコ)から販売されております。
さて、今日はラッキー・ストライクの簡単な歴史ネタなどを挟みつつ、同ブランドから出ている洋モク入門にいいかもしれない4種類のレビューを書いていきたいと思います。それでは目次。
- 目次
ラッキー・ストライクの簡単な歴史
この銘柄、元々は1871年に設立された“RAパターソン”からパイプタバコとして売られていたブランドになります。1905年にRAパターソンはATC(アメリカンタバコカンパニー)に買収され、その後1916年頃から紙巻たばこ(両切り)が発売。名前の由来は19世紀、アメリカがゴールドラッシュに沸いていた頃、金鉱を掘り当てた鉱夫が放ったスラング「Lucky Strike!」から来たとされていますが…海外ではちょっと話がちがって“採掘者1,000人のうち4人しか金を手にする事ができなかったことからインスピレーションを得て名付けられた“とも言われている模様。
時は流れて1934年、元々は「グリーンのパッケージに赤で書かれたロゴ」というデザインのラッキー・ストライク。このカラーリングが女性のファッションと合わず不人気だとし対処するために専門家に相談を持ち掛けたところ「パッケージの色を変える」という提案が。しかし莫大な広告費用をかけていた会社側はイメージカラーを変えられないとそれを拒否してパッケージの色変更は行われず、逆に緑を流行らせようとしたこともあったとかなんとか。当時は女性もたばこの消費者として重要視されはじめた頃なのかもしれませんね。
そこからさらに8年、1942年にラッキー・ストライクのパッケージカラーが工業デザイナー“レイモンド・ローウィ”によって今でもよく見るあのカラー“白地に赤く丸いロゴ”に変わります。8年かけて社内の上層部を納得させたのか、当時の流行を導入したのかは不明ですが女性にとってより魅力的なカラーに!そして印刷コストも削減!ついでにロゴを表裏の両面に配置して目立つように!そして今もそのカラーは変えられることなく、現代に引き継がれております、実に80年以上も愛されるデザインとなりました、すごいなデザイナー。今では生産拠点が変わったものの、その人気は衰えることなく多くの愛煙者を魅了しています。
そんなラッキー・ストライクの有名なロゴマーク「ブルズアイ」ですが最も古いロゴは振り上げた鉱夫の拳がモチーフだったとされています、見たことないのでちょっと見てみたいですね、どこかで見られるのかな…。また、1900年代初頭に販売されていたパイプたばこの缶にはブルズアイの原型になった丸いロゴが施されていたそう、欧州の一部ではその旧ロゴが使われているとか。興味がある方は調べてみてください「Lucky Strike europe」とかで検索したら多分すぐ出ますので。
今のラインナップは全22種(2023年7月現在)
で、今現在のラインナップは22種類あります。(2023年7月現在)
大雑把に分けるとこんな感じ、けっこう種類多いなぁ…。
普通のラッキー・ストライク
・ラッキー・ストライク・ボックス
ちょっと安いエキスパートカットシリーズ
・ラッキー・ストライクエキスパートカット8
・ラッキー・ストライクエキスパートカット3
メンソールタイプのラッキー・ストライク
・ラッキー・ストライク・ブラック・シリーズ・チルベリー1・100s
・ラッキー・ストライク・ブラック・シリーズ・スーパーソニック5
加熱式タイプのグローハイパー用
・ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ
・ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ
・ラッキー・ストライク・メンソール
・ラッキー・ストライク・ダーク・メンソール
・ラッキー・ストライク・ベリー・メンソール
・ラッキー・ストライク・ダーク・イエロー・メンソール
葉巻の1種に含まれるシガリロタイプ
・ラッキー・ストライク・フィルター・シガリロ・スリム・ライト
今回はこの中から比較的軽いもの、タール値が5~6の物を選んで4つ買ってきましたのでレビューを書いていきたいと思います。
ラッキー・ストライク ライトボックスを吸った感想
たばこそのものは軽い酸味を持ったたばこ葉の香りがメイン。着火してみると香ばしさがメインで後に来る軽い苦味で味を調えている印象でどちらかと言えば辛口のたばこになるでしょうか、甘味はほぼ無く香ばしく軽い感じの香り、これは初心者の方でも吸いやすいかも。ほんのりロースト感のある風味はタール:6mg ニコチン:0.5mgと数値のままの喫味じゃないでしょうか。キック感もほどほどでパッケージもかっこいい、スタンダードで吸いやすい洋モクです。
【スペック】
1箱600円 20本入り
タール:6mg ニコチン:0.5mg
ラッキー・ストライク エキスパートカット6を吸った感想
青いパッケージのシリーズ第一。印象は“数値よりも軽く感じる”というところ。味の系統は似ていますがロースト感はあまりなく、口腔喫煙だとラッキー・ストライク ライトボックスよりも甘味が分かりやすい印象を受けました。安いなりの味ではなく、安い中でもうまく出来ているたばこと言った感じですが従来のラッキー・ストライクを吸っている方にはちょっと物足りないかも、軽く感じるためチェーンスモークしがちですが数値はタール:6mg ニコチン:0.5mgとそこそこ。慣れないうちにチェーンスモークするとニコチン酔いの可能性があるかもしれませんね。喫味は3mg程度の感覚でした。コスパに優れた洋モクならこちらがいいのかもしれません。
【スペック】
1箱450円 20本入り
タール:6mg ニコチン:0.5mg
ラッキー・ストライク ブラックメンソール5を吸った感想
ラッキー・ストライクの中でも強メンソールの分類、マールボロメンソールシリーズ(通称マルメン)が競合でしょうか。カプセルは搭載されていないもののなかなか喫味は弱めメンソール強めの構成で喉への刺激はかなりあります。吸った後もしばらくスースーしている感じ。たばこ葉の味はまぁどれも感じにくい強メンソールタイプですがこちらも同様、口腔喫煙でわずかに葉の酸味・苦味が感じられましたが普通に吸う分にはメンソールがメインでした。吸った後の清涼感で飲み物を口に含むと冷たく感じます、メンソール派の方は一度お試しくださいまし。
【スペック】
1箱450円 20本入り
タール:5mg ニコチン:0.4mg
ラッキー・ストライク ブラックチルベリー5を吸った感想
こちらもメンソール、流行りのカプセル入りのタイプになります。まずは火を着けてそのまま一服。こちらもなかなかの強メンソール、ベリーの風味はカプセルをつぶさないと感じません。そのまま吸うとブラックメンソールを僅かに弱めた感じの吸い心地。たばこ葉の味はあまりわまりませんね。カプセルを潰すとベリーの味が出てメンソールがやや弱くなります。吸いやすくなる感じ、メンソールも落ち着いて弱すぎず強すぎずという感じ。非常にマイルド。フルーツ系の味が好きなら一度試してみるのもいいかもしれません、強メンソールで吸いたい時はカプセルは潰さず、甘味を愉しみたい時はカプセルを潰して吸う、気分に合わせた吸い方が可能です。
【スペック】
1箱450円 20本入り
タール:5mg ニコチン:0.4mg
最後に
今回は4種類吸ってみましたがラッキー・ストライク ライト、エキスパートカット6はかなり吸いやすいたばこではないかなーと思います。海外たばこの風味も感じられ、それでいてクセは強すぎないという絶妙な加減です。メンソールタイプは刺激がちょっと強め、刺激が欲しい人ならブラックメンソールは良い選択肢になるかも?ベリーカプセル入りは甘いたばこやフルーティーな香りが好きならハマるかもしれないなぁと思います。
また、洋モク入門編としてマルボロかラッキー・ストライクが多く挙がると思いますがやっぱりとっつきやすいんですよね、この二大ブランド。個人的には“苦味と香ばしさのラッキー”“たばこ葉と着香の甘味、マルボロ”って感じですかね。どちらもライトタイプは吸いやすさと味のバランスが取れていると思います。他にもいろんな海外たばこがありますが、まずはスタンダードな銘柄を試してみるのはどうでしょうか。
では今回はこのへんで、また次回。
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- 筆者 :
ブリケ運営事務局
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