まだJT（日本たばこ産業）が前身である日本専売公社だったころの１９６０年。日本初のロングサイズでソフトボックスをセロハン包装したハイライトが誕生。
当時のたばこは両切り（フィルター無し）でセロハン包装されていないのが一般的なので他のどのたばこよりも豪華だったと言えるでしょう。そんなハイライトを吸ってレビューを書いてみたいと思います。

目次

1. スペック、特徴
2. ハイライトを吸ってみた感想
3. ハイライトメンソールを吸ってみた感想
4. ハイライトの歴史
5. 最後に

１.スペック、特徴

生産はＪＴ、日本たばこ産業。
現在は二種類販売、ハイライト、ハイライトメンソールがコンビニなどで売られています。
価格は￥５２０、２０本入り。（※2023年1月現在）
ハイライトはタール１７ｍｇ・ニコチン１．４ｍｇ
ハイライトメンソールはタール１０ｍｇ・ニコチン０．８ｍｇとなっています。

２.ハイライトを吸ってみた感想

JTの製品ラインナップでは“その他JT製品”の扱い、悲しいなぁ。説明には“豊かな煙、深い味わい”と書かれているのみとなっております…。ラム（洋酒）の香料が使われており、灰喫煙・口腔喫煙共にゆっくりと吸う事でたばこ葉の旨味とラムの甘さを感じる事ができます。

タール・ニコチン値はスペックで書いた通り高め、喫味も強いですが根強いファンがいるのも納得できる美味しさ。燃焼温度が上がった場合は辛味が強く出るので吸うのが早い人はただ辛いたばこと認識されるかもしれませんね、ゆったり吸いましょう。

喫味が強い分、吸った後の満足感も高め。今では\５２０でも安く感じてしまう価格設定なので一度試してみてほしいたばこです。

３.ハイライトメンソールを吸ってみた感想

一部地域で先行販売され、その後全国販売になったハイライトメンソール。タール・ニコチン値が下がり、メンソールを加えた事で数値のわりに軽い喫味で吸いやすい。ラム着香の甘味と強すぎないメンソールの清涼感は相性も良くたばこ葉の風味ともバランスの取れた美味しいメンソールたばこです。

メンソール勢にはぜひ一度試していただきたい銘柄個人的No1。
強烈なメンソールではないので、メンソール入門編としてもいいと思います。

ハイライトに興味を持った方はお近くのコンビニへ（たぶん置いてる）買いに行くのが面倒な方は通販もやってますよ～。

４.ハイライトの歴史

冒頭でも書いたように発売は１９６０年。
当時の価格は７０円、今ではすげぇ！安い！と思いがちですが
大卒公務員の初任給が￥10,000ほど、喫茶店のコーヒーが６０円くらいとなっています。まぁ感覚的には今よりちょっと安い、程度でしょうか。

また現在までの間、いろいろなハイライトの種類が販売されていましたがどれも短命に終わっています、結局普通のハイライトが一番だったという事でしょう。ハイライトデラックスが黒と茶の二種類、これは１９６７年頃に販売で１９７２年には終売。

ハイライトの２５本入りというのも１９７０年にありました、これは大阪万博の自販機用で釣銭が出ないよう、１００円での販売を行うために作られた物。パッケージに日産自動車やコロムビア、ＴＤＫなどの広告が入ったオリジナルのパッケージを限定販売していました。

８０年代に入るとタールやニコチンを抑えたハイライト・マイルドや９０年代後半にハイライト・ウルトラマイルド・ボックスなど、これらは２００４年に終売。

そんなハイライト、販売開始と同年に製造が世界１位、８年後の１９６８年には売上が世界１位にもなったというなかなかの人気銘柄。２００３年頃までは国内の販売実績ＴＯＰ２０以内に入っていたようですが（社団法人日本たばこ協会のＰＤＦデータより）昔から吸っていた人が辞めたのか高齢化で亡くなったのか…。
それ以降はランキングからは消えてしまいました。

ブランド自体は今の所無くなりそうな気配もないのでそこそこ売れているのでしょう。というか無くなったらこまります、好きな銘柄なので無くさないでくださいＪＴさん（懇願）

５.最後に

ラム着香はシャグやパイプたばこでは多くありますがシガレットで気軽に楽しめるのはハイライトではないかなーと思います。
キツそう、辛そうという先入観はあると思いますが是非ともゆったりクールスモーキングしてほしいおすすめ銘柄です。
吸ったことがない方はぜひお試しください。

発売からずっと続く青地に白のhi-liteの文字。
このデザインはずっと変わらずあって欲しいですね。

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