“プリンス”というブランドのライター、愛煙家なら聞いたことあるかもしれません。
いまでは社名は変更されましたが、旧吉永プリンス株式会社が製造していたライターで、過去には多くのモデルが販売されていました。いまは少なくなってしまいましたが、それでも今なお変わらぬデザインで販売されている物が4種類あります。
今回は今でも買える昭和レトロなライターを改めてご紹介。元モデルが古い順にでも紹介していきましょうか。今でも通用する愛らしいデザイン、機能美を見ていって下さいね。
では目次。
- プリンス GOLD2 (ゴールド2 1946年モデルの復刻版)
- プリンス PRONA61 (プロナ61 1961年モデルの復刻版)
- プリンス Dolphin (ドルフィン 1964年モデルの復刻版)
- プリンス Micro88E (ミクロ88E 1964モデルの復刻版)
- 最後に
1.プリンス GOLD2 (1946年モデルの復刻版)
プリンスで製造したライターの初号機、PRINCE GOLDの復刻版です。昭和21年(1946年)に第二次世界大戦後すぐの進駐軍が持っていたライターを、ヒントに製造された国産オイルライターになります。当時の商品名では“ゲルト“(ドイツ語でお金の意)として販売。お金を生み出すライターとして売られ評判も上々だったとか。
独特の四角いフォルム、サイズはW44.5×H45.5×D16mm、重さは約64g。当時物はボタンを押すとキャップとヤスリが連動して着火するという半自動ライターで、戦後すぐにここまでの物が作られていたというのはすごい事だと思います。
現行品を作るにあたり当時の製品・設計図は残存しておらず、あくまでも外観と伝承資料を基に復刻されたものとなっています。当時物の欠点には“ポケットの中でもボタンが押されると着火する”という部分があり、現行品は新たにロック機構を設けることで安全性を高めて設計されました。
このため、ワンアクション着火ではなく、ロックを解除して着火の2アクションになりました。安全性を確保しなおかつ当時の雰囲気を持つ人気のオイルライターです。
2.プリンス PRONA61 (プロナ61 1961年モデルの復刻版)
時は流れ昭和36年(1961年)吉永プリンスのガスライター初号機がPRONA61。試作を重ね、完成した角の丸いフォルムがかわいらしいガスライター。
手に取ると意外とずっしりしており、所有欲を満たしてくれます。
まだまだオイルライターが主流な中、革新的なライターとして注目を浴びたプリンスのガスライターにおける原点ともいえる商品です。
スイッチを押し込むとキャップとヤスリが連動するワンアクション着火の部分は当時にもよくあったオイルライターと同じ構造ですが
仕組みが単純なオイルライターの構造をガスライターに落とし込むのは相当な時間をかけ試行錯誤の連続ではなかったのではないかなと思います。
サイズはW45.5×H50.6×D15.6mmで75gとやや大きめですが
持ちにくいという事も無く、曲面が手にフィットして使いやすいライターです。
3.プリンス Dolphin (ドルフィン 1964年モデルの復刻版)
PRONA61から3年後の昭和39年(1964年)新たな機構を世界で初めて搭載したDolphinが発売されます、その新たな機構はガスの残量がわかる“プリンスアイ”。
本体に大きくつけられた赤い窓、ガスが無くなるにつれ赤い色が薄くなるという簡易な残量計ですが、当時としては非常に画期的なもので実用性も高く、ドルフィンは業界内でも話題になりました。
PRONA61からは大きく変わり、小型で名前の通りイルカを思わせるような曲線で構成されたデザインは手が小さな人でも使いやすく出来ています。W51×H39×D11.5mmという横長のデザインになり厚みもなくなり薄くなりました。
重量は52g、プロナ61から20g以上も軽くなり、ポケットにも入れやすいサイズ感。ライターの20gは手に取ってみるとかなり変わります。小型で昭和レトロなライター“ドルフィン”は当時から今も人気のライターです。
4.プリンス Micro88E (ミクロ88E 1964モデルの復刻版)
Dolphin発売から半年後、新しいシリーズ“Micro88E”が発売。サイズはW60×H35×D11mmで約55g、少し横長になっています。
厚みをドルフィンからさらに0.5mm薄く、高さも抑えられたデザインになり流線形で今見てもスタイリッシュなフォルム、“プリンスアイ”は底面に搭載されちゃんとガスの残量がある程度わかります。紹介した4種の中では最も薄く、胸ポケットにたばこと一緒に入れても邪魔になりません。
1964年の東京オリンピックでは公式記念品としても認可されたグッズの一つで世界から集まった選手団、観光団からも人気があったと言われています。ミクロ88Eはどちらかと言えば男性寄りのデザインかもしれませんね。
レトロなのにモダンとでもいえばいいのか、スーツなどのビジネスシーンでも使える見た目で自宅用にはもちろん、ギフトでも人気のあるモデルとなっています。
5.最後に
昭和レトロがブームになっている昨今、日常使う道具としてこういったライターを使ってみるのも楽しいかもしれません。当時のデザインのまま作り続けられる完成されたモノ、いつもの喫煙にほんの少しだけど拘りが見て取れるのがかっこいいと思うのは私だけでは無いと思います。
どれもインテリアとしても使えそうなデザインなので、たばこを吸わない人でも、例えばアロマキャンドルやインセンスなどを愉しむ方にも人気だったりします。
また、着火レバーと火口が離れているため、パイプたばこを嗜まれる方にもおすすめのライターだったりします、パイプ喫煙者の方は一度試してみてください。(実際に使っていますがけっこういいですよ。)
というわけで今回はプリンスの復刻ライター、4種のご紹介でした。また次回をお楽しみにー。
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- 筆者 :
ブリケ運営事務局
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